ティラノ営業日誌7〜8話
このシリーズはティラノ部長のスピンオフ作品です
■営業日誌の1話目はこちら
7話「怪しげな音に導かれ」
8話「この家からは出られない、唯一の脱出方法は」
「3月〜9月は隠しアイテムを探すための、旅であった」
お久しぶり!…の「ティラノ営業日誌」となってしまいました。
それもこれも新連載「池田くんは殴りたい」の準備が佳境にかかっていたからなのです。お許しいただきたい。愛は許すことから始まる。許しあいこそが世界平和への第一歩。
だから私も自分自身を許していきたい。そんな気持ちでいっぱいです。
そしてここから、新連載「池田くんは殴りたい」について少し語りたいと思います。
■あらすじはこんな感じ
よーしでは語っていきます。
まず何故語りたいかというと、とても手応えがあるから。
つまり、作家したらのコミックグラフィーの中で、ターニングポイントになる作品であると確信しております。
振り返れば「眠れないオオカミ」でデビューしてから早2年…今年2022年3月には「ティラノ部長」も完結し、次は何を描くんだ、という状況。
3月〜9月は作家として一皮剥けたくて、色々な色味の作品に着手しました。まさに試行錯誤の半年間。
完結まで走り切れずに、途中で打ち切りになってしまった作品も幾星霜…
しかし今はそれで良かったと、肯定的に捉えてます。
当時の状況を整理するなら、それはRPGのダンジョンを彷徨う一人の冒険者。
僕は昔からゲームが好きで、特にRPGやシミュレーションゲームを好んでプレイしてました。
ゲームにはその人の性格が出ます。僕はRPGのダンジョンを攻略する時、まず攻略本の類は見ません。まずは自分の手と足と目で理解したいから。
そしてその理解の仕方は「いかに失敗するか」という視点で始まる。つまりダンジョンとは迷宮のことで、進むにつれて道が幾重にも分かれて、ルートの選択を迫られる。
いくつかRPGをクリアしていると、なんとなく正解のルートは分かります。少なくとも二択くらいには絞れます。なので一直線にクリアするのはそれほど難しくない。しかし真っ直ぐクリアするのが、RPGの正解ではない。
なぜなら、行き止まりのルートにこそ、強力な隠しアイテム、ワクワクする隠しイベント、ゲームバランスを崩壊させうる、隠しキャラの伏線回収が、置いてあるから。
つまり必要最低限の寄り道をしつつ、正規ルートを進む、これこそが主人公パーティを強くする方法なわけで。そこのネタバラシが載っているのが、攻略本だという。
そんな前提の中、収集欲が強い、自分がとるプレイ方法は
全ルートを周る
という確実ではあるが、アホみたいな方法。
しかしこれは、どんなRPGでもそうするわけではなく。自分の気に入った、世界観に惚れ込んだゲームに対して発動します。
つまりそれは、隠しアイテムを全部揃えたい、というのもあるけれど。素敵な世界を全部覗きたいという、欲望があるわけです。
一つも取りこぼしたくない。
もしかしたら、完璧主義にも近いような感覚なのかもしれません。
しかしこの欲望は、行きすぎると本末転倒。ゲームを純粋に楽しむ気持ちから遠ざかってしまいます。
過ぎたるは及ばざるがごとし
とは言え、そういった欲望が自分の中に刷り込まれているのも、また事実。
つまり、漫画創作に対しても、その欲望は発動するわけで。3月〜9月の試行錯誤は、隠しアイテムを探すための旅だった。
とそうやって無理矢理繋げたりしてます。
それで言うと、隠しアイテムは見つかったのです。まだ言語化はできていないけれど。言葉にできるのはもう少し先なのだろうと思います。
次回は、試行錯誤のダンジョン探索の中で見つけた、隠しアイテムがなんだったのか。
そのあたりについて、記してみようと思います。
言語化するには、思考して、書きまくるのが良いと思うので。
では今回はこれくらいで、また次回。
さようなら
そうだ、そうだ。
最後に告知を
話題に上がった、新連載「池田くんは殴りたい」は
12/19(月)に立ち上がるコミックWEBサイト「よめるも」で
先行配信開始いたしますので
何卒よろしくお願いします。
本来ならnote購読者の方に1番に見せたい気持ちもあるのですが。
よめるもさん側の意向もあるので、noteやその他SNSで更新するのは、1ヶ月もしくは、2ヶ月遅れになると思います。
よめるもさん自体は無料で閲覧できるサイトだと、聞いているので。
(少なくともスタートからしばらくは)
ぜひよめるもさんでチェックして貰えたら嬉しいです。
また更新する度に、Twitterでお知らせします。
それではまた〜
みんなそれぞれ本棚を持っていて、私も私の本棚を持っています。すでに名作や傑作でいっぱいの本棚に「自分の作品を差し込みたい。」それが私の挑戦です。たくさん作品を生み出して、トライしていきます。助力いただけると嬉しいです。