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エッセイが上手ってなんだろう?

世の中にはエッセイというジャンルがある。

エッセイと言うと、主に「エッセイの文章」と「エッセイ漫画」を思い浮かべる。

もしかしたら世間的には「文章」の印象の方が強いかもだが。僕は漫画家なので、エッセイと言われたら、いわゆるエッセイコミックの方も、思い浮かべる。


世の中にはエッセイが上手な漫画家がいる。パッと思いつくのは例えば、「ちびまる子ちゃん」のさくらももこさん。

みんな大好き「ちびまる子ちゃん」が有名だが。
ももこさんはエッセイも面白い。
僕は二冊ほど読んだことがある、にわかももこさんファンだが。
両方とも、とても面白かった。
何より読みやすい。
ノンストレスで、さらさらと読める。

「焼きそばうえだ」と「世界あっちこっちめぐり」を読んだのだが、
特に「焼きそばうえだ」が好きだ。
おすすめ。


「そんなことある!?」という日常の一幕の連続である。
こう言うと、「日常が平凡な人間には面白いエッセイはかけないのでは?」という疑問と落胆が、浮かぶ。

しかし日常が面白いとはなんだろう?

波瀾万丈な人生、選ばれた星の元に生まれた人間にだけ、
面白い日常を過ごす権利が与えられるのだろうか?

いや、ただの運勢で片付けるのは、なんだか寂しい。

もちろん、運命的な出来事も大事だとは思うが。
実際は「行動力」と世界への「眼差し」が大切なのではないか。

ももこさんのエッセイを読むと、特にそう感じる。

それはつまり、
どの文章を読んでも「ももこさんらしさ」
「ももこさんの視線」を感じるから。

そして、ちびまる子ちゃんの音声で文章が脳内再生される。

ももこさんの作品は、創作であっても、どこかエッセイ的だ。

こうなるとエッセイと創作の境目の話もしたくなるけど…

別の話が始まってしまう気もするので、
今回はこれくらいで終わります。

ではまた、さようなら〜

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