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稼ぐなら、誰かと一緒に

お金が欲しい。

大体の人が思ってる。
貨幣経済だもの。

僕も欲しい。

だって

どこかのセレブが
「キミの漫画を1億円で買いたい」
とか言ってくれたらいいなとか。


印税が毎月100万円入ったら
いいなとか。

思います。

きっと働くことの大半の理由が、
お金を稼ぐため、だろうし。

特に最初は、生活を維持するために
スタートする人がほとんどだと思います。

もちろん、そうじゃない人も、
中にはいると思うけど。
しかし何といっても、お金は欲しい。

あって困ることはなさそう。


しかしこれも、逆によく聞く話で。

お金が増えても、幸福度は長続きしない。
持って一年くらいだそうで。

その話も、なんか分かる。

物質的な豊かさには、慣れちゃうし。
上を見上げれば、際限がないし。

年収800万円くらいまでは、
上がっている最中は、喜びそうだけど。

それ以上増えてくると、
他の部分の豊かさが必要になりそう。

人間関係とか。
社会との繋がりとか。


自分のためだけに使って、満足できるお金は
そんなに多くなさそう。

そんなことを、たまに考えます。


「お金を稼ぐ」ということ。
そこに、どう向き合っていくのが良いか。

別に自分は、
お金を稼ぐために、
描き始めたわけでもないし。

描きつづけるために、
必要になってきたわけで。

漫画を描けて、家族を養えれば、
それでいいわけで。

「ヒット作を生み出すぞ」
とか
「100万部目指すぞ!」
とかは

実は最初は、
あんまりピンと来ていなくて。


でもこの前。
「稼ぐ」ということと、
自分の幸せがリンクする状態に
気づいた感じがして。

それは、当たり前のことかもしれないけど。

自分が「稼ぐ」ことによって。

自分の身近な誰かが、豊かになっている状態なのでは?
と思ったわけです。


それは例えば、
もちろん、家族もそうでしょうし。

現在、原稿のカラー、線画と手伝って貰っていたり、
作品の感想を貰ったりしている、
漫画家仲間もそうだし。

所属している事務所の、面々もそうだし。

有料マガジンを購読してくれている、読者の方々や、
ファンクラブに加入してくれている方々も、
そうかもしれません。


僕が「稼ぐ」。
僕の漫画が「売れる」ことで、
ちょっとでも豊かになる人がいる。

その範囲を濃く、そして広くしていくのが。
僕にとっての「稼ぐ」ということへの、
モチベーションな気がしたわけです。


自分のためだけに、
ただただ、お金を積み上げていくのは
何か自分には合っていない感じがして。


まあ、ただただ、お金を稼ぐ人も、
それはそれですごいし。
人格が伴っていれば、尊敬はしますし。

税金を納めている以上、
他の誰かを豊かにしているとも、
言えなくもないですが。

そういうこととも違って。


もっと血肉が通った
というか。

お互いを認識した上で、影響し合った上で
お互いの「稼ぐ」という行為が、
ポジティブに周辺の人々に影響する。

そんなイメージ。

まあ何というか。

身近な漫画家仲間同士で、切磋琢磨して、
お互いにヒット作生み出して。

事務所にその好循環の手助けをして貰って。

ファンの方々に、応援していて、良かったなと
思ってもらう。


妻や子供に至っては、不自由させない。
新しい経験をさせてあげれるくらいには、
稼ぎたい。

というそんな当たり前の、ことではあるですが。

しかし確かに、以前の自分の中には、
漫画を描いて「稼ぐ」。
ということに、どこか言い表せない違和感というか、
空虚感があったのですが。

今ではしっくり来ているのであります。
納得いく感覚が。

そんなお話でした。

ではまた、さようなら〜



日記漫画6P、置いておきます。


「フリーランスの宿命」


「仕事が手につかない」

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ここはしたら領の創作の土台。ここの活動費をベースに漫画を描き続けることができています。(いつもありがとうございます) 私は死ぬまで創作します。人間の感情を絵と言葉で捉える研究をします。購読して頂けるととても嬉しいです。

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