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ちょっとしたセリフで、読後感は変わる【ティラノ部長ができるまで】

(今回とりあげるのは、38話。)

こんにちは。

『今日も明日もしたら、もしかしたら明後日もしたら』のしたら領です。

よろしくお願いします。

さて今回も新シリーズ、

『ティラノ部長ができるまで』

やっていきましょう。

まず原作者である、鈴木おさむさんから原作が届きます。↓↓

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🦖社内で居場所がなくなっているティラノ部長が

🦖新ためて時代の流れを感じている中

🦖久々に昔の同期、フタバ君と再会する話

ですね。


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↑ここのセリフが、最後のヒキとなって幕を閉じるわけですが……しかし実は、最終的にこのセリフは変わります。

まあとりあえず、その話は置いておいて、

届いた原作を元に、描いたネーム(設計図)が

こちら↓↓

ネーム_027

ネーム_028

ネーム_029

ネーム_030


そしてこのネームを

毎度お馴染み、

我らが編集長●佐渡島さんと、

原作者●鈴木おさむさんに送ります。

そして

貰ったフィードバックがこちら↓↓

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すごい

褒められて終わった……。
(普段を知らない皆さんからすると、「これそんなに褒められてるの??」と思うかもしれませんが。リテイクなく褒められて終るのは、とても貴重なワンシーン。10回に一回有るか無いかのレアイベント。)

(しかし世に出す前のチェックポイントが編集さんの大事なお仕事の一つですからして、当たり前と言えば当たり前の構造……とは言え嬉しい🦕)


そしてセリフを最後、

「その言葉が嘘だってことに、気付かされることになる」

に変更したのち、

線画・カラーリングへと進みます。


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ここはしたら領の創作の土台。ここの活動費をベースに漫画を描き続けることができています。(いつもありがとうございます) 私は死ぬまで創作します。人間の感情を絵と言葉で捉える研究をします。購読して頂けるととても嬉しいです。

世界のどこよりも早くオリジナル連載漫画の「先読み」ができます。時々「あとがき」も書きます。創作の裏側がのぞけます。

世界中の本を集めた図書館があったとして。きっとその本棚は過去の名作や傑作でいっぱいです。その隙間のちょうど良い所に、自分の作品を差し込んでいけたら、良いなと思います。